当地は9月も曇天が続いています。
9月9日は宵の口は曇っていましたが
しだいに晴れて来たので夜半前から撮影しました。
その後10日の1h過ぎに曇るまでの
2時間ちょっとの貴重な晴れ間でした。

6彗星と1小惑星を撮影した中から
まずは6彗星をアップします。




193P(リニア・ニート)
周期6.74年
星図

尾が伸びています。
15等級後半
2021.9.9  22h51m~
ε160 + EOS Kiss X5
ISO3200  120秒x10枚合成
193P 2021.9.9-

前回撮影した7月からの1ヶ月間で大きく増光しました。
2021.8.5 → 17等級前半
2021.9.9 → 15等級後半
193P合成-

2021年8月が近日点ですが、地球との位置関係で
10月頃が明るさのピークの時期で16等級になるという予想です。
予想よりも明るくなっているようです。
軌道




132P(ヘリン・ローマン・アルー第2)
周期8.28年
星図

15等級前半
2021.9.9  23h14m~
ε160 + EOS Kiss X5
ISO3200  120秒x10枚合成
132P 2021.9.9-

この彗星も8月からの1ヶ月間でかなり増光しました。
2021.8.5 → 17等級前半
2021.9.9 → 15等級前半
132P合成-

2021年11月が近日点で
10月頃に14等級になるという予想です。
軌道




284P(マクノート)
周期7.04年
星図

15等級前半
2021.9.9  23h39m~
ε160 + EOS Kiss X5
ISO3200  120秒x10枚合成
284P 2021.9.9-

この彗星は7月から1カ月おきに撮影しています。
徐々に増光してきました。
2021.7.20 → 16等級後半
2021.8.8 → 15等級後半
2021.9.9 → 15等級前半
284P合成-

2021年9月が近日点で
その頃に15等級という予想なので
今が明るさのピークの時期です。
軌道




C/2021 K1(アトラス)
星図

15等級後半
2021.9.10  0h25m~
ε160 + EOS Kiss X5
ISO3200  120秒x10枚合成
2021K1 2021.9.10-

前回撮影した8月と同じくらいの明るさですが
9月は集光したイメージです。
2021.8.8 → 15等級後半
2021.9.9 → 15等級後半
2021K1合成-

2021年5月が近日点でした。
今はゆっくりと減光中です。
軌道





67P(チュリョモフ・ゲラシメンコ)
周期6.55年
星図

尾が長くなりました。
11等級前半
2021.9.10  0h49m~
ε160 + EOS Kiss X5
ISO3200  120秒x9枚合成
67P 2021.9.10-

順調に増光しています。
2021.7.20 → 13等級後半
2021.8.8 → 12等級後半
2021.9.10 → 11等級前半
67P合成-

2021年11月が近日点です。
2022年1月頃が明るさのピークの時期で
9等級になるという予想です。
軌道




29P(シュヴァスマン・ヴァハマン第1)
周期14.6年
星図

今シーズン初めて撮影しました。
8月25日に発生したバースト後の姿です。
曇って4コマ合成なのでノイジーです。
15等級前半
2021.9.10  1h13m~
ε160 + EOS Kiss X5
ISO3200  120秒x4枚合成
29P 2021.9.10-

この彗星は円に近い軌道なので
 惑星のように毎年観測できます。
今シーズンは家の庭からは2022年3月頃まで撮影出来そうです。
軌道