(C/2021S1,402P,4P,110P,P/2020V4)

1月3~4日の夜に9彗星撮影しました。
まずは5彗星アップします。



C/2021 S1(アトラス)
星図

17等級後半
2022.1.3  22h25m~
ε160 + EOS Kiss X5
ISO3200  120秒x12枚合成
(4000mm相当トリミングをさらに拡大して6900mm相当)
2021S1 2022.1.3-

2022年2月28日が近日点です。
地球との位置関係で現在が明るさのピークという予想です。
軌道




402P(リニア)
周期18.6年
星図

16等級前半
2022.1.3  22h58m~
ε160 + EOS Kiss X5
ISO3200  120秒x9枚合成
(4000mm相当トリミング)
402P 2022.1.3-

この彗星は2021年11月7日から撮影しています。
11月から12月にかけて増光しましたが
1月はわずかに減光したイメージです。
2021.11.7 → 17等級前半
2021.12.6 → 16等級前半
2022.1.3 → 16等級前半
(4000mm相当トリミング)
402P合成-

2021年12月14日が近日点で、
その頃が明るさのピークという予想でした。
軌道




4P(フェイ)
周期7.54年
星図

10等級後半
2022.1.3  23h25m~
ε160 + EOS Kiss X5
ISO3200  120秒x12枚合成
(4000mm相当トリミング)
4P 2022.1.3-

彗星が徐々にこちらを向いている様に見えます。
2021.10.10 → 10等級後半
2021.11.5 → 10等級後半
2021.12.6 → 10等級後半
2022.1.3 → 10等級後半
(4000mm相当トリミング)
4P合成-

2021年9月8日が近日点でした。
地球との位置関係で、2021年10~11月頃が
明るさのピークという予想でしたが
彗星の活動が衰えない為か、まだ明るさを維持しています。
軌道




110P(ハートレー第3)
周期6.88年
星図

ダストテールが伸びた美しい姿です。
15等級前半
2022.1.3  23h54m~
ε160 + EOS Kiss X5
ISO3200  120秒x12枚合成
(4000mm相当トリミング)
110P 2022.1.3-

この彗星は2021年11月5日から撮影しています。
11月から12月にかけて増光しましたが
12月から1月にかけて明るさが横ばいなイメージです。
2021.11.5 → 15等級後半
2021.12.9 → 15等級前半
2022.1.3 → 15等級前半
(4000mm相当トリミング)
110P合成-

2021年10月18日が近日点でした。
2022年1月頃が明るさのピークという予想です。
明るさのピークに達しているものと思われます。
軌道




P/2020 V4(ランキン)
周期28.6年
星図

17等級後半
2022.1.4  0h24m~
ε160 + EOS Kiss X5
ISO3200  120秒x12枚合成
(4000mm相当トリミングをさらに拡大して6900mm相当)
2020V4 2022.1.4-

前回この彗星を撮影したのは2020年12月20日でした。
今回撮影した画像の方が少し増光したイメージです。
2020.12.20 → 17等級後半
2022.1.4 → 17等級後半
(4000mm相当トリミングをさらに拡大して6900mm相当)
2020V4合成-

近日点は2021年7月17日で、その頃は太陽の近くで観測不能でした。
2020~2021年の冬と、2021~2022年冬が
それぞれ明るさのピークという予想です。
今シーズンの方が地球との距離が近いので増光したものと思われます。
軌道


その②に続く。