2020年3月27日にNASAの赤外線観測衛星の
NEOWISEによって発見されたC/2020 F3(ネオワイズ彗星)が
現在大彗星になっています。

7月3日に近日点を通過して、7月初旬から明け方の東天低空に現れましたが
梅雨時期の悪天候続きで
海外や北海道で撮影された画像をうらやましく見ていました。

7月16日になって、ようやく当地にもわずかな晴れ間が訪れました。
いつまで晴れ間がもつか分かりませんでしたが、
仕事帰りに近所の工業団地までダメもとで撮影に行きました。
ひまわり17h


現地に着くと結構雲がありました。
低空には県北上空にある積乱雲が連なっています。
KIMG1871


180mm、50mm、20mmのカメラ3台体制で挑みました。
(20mmでは撮影しませんでした)
KIMG1869


薄暗くなってきたので50mmで試写すると
彗星の姿が確認できました。
想像していたよりも小さな姿でした・・・
s-IMG_0004


C/2020 F3(ネオワイズ)
高度10度以下の超低空です。
星図


雲の隙間になってしまい尾の全景が写りませんでした。
梅雨時期らしく「積乱雲と彗星」な感じです。
ニッコール50mm F1.4→2.8
EOS KISS X3(IR) ISO1600
2020.7.16 20h45m17s~2秒X8枚合成
s-2020.7.16 X3 2sx8


2等級だそうです。
ニッコールED180mm F2.8→開放
EOS KISS X5(IR) ISO1600
2020.7.16 20h40m39s~3秒X6枚合成
s-2020.7.16 X5 3sx6


サーベイによって近日点の数年前に発見されて、
大彗星になると言われていても
予想が外れるパターンが長年続いていましたが、
この彗星は発見から3ヶ月で大彗星になりました。
本来はこうあるべきです(笑)
軌道


翌17日にも撮影しました。
今度は尾の先端まで撮れました。
またアップします。