今回はフルコースでの比較検討です。
毎日夜なべしてまとめましたよ(笑)
光電管をこんな位置にしてみました。
加速時の違いが分かりやすいようにしたつもりです。
2014.11.19 69.565
2014.11.24 70.223(1枠目)
2014.11.24 70.628(3枠目)
の3ラップをいじってみます。
まず位置合わせを入念にやります。
日によって捉えている衛星が違うのか、
完璧には一致しませんが大きな影響はないと思います。
結論から言いますと24日の傾向としては
タイヤが2回目の使用なので劣化していた為か
またはドライバーのキレが悪かったのか(笑)
主に加速する場面でタイムロスしたのだと思われます。
ただしタイヤの劣化が原因だったとしても、
昨シーズンの57.9のグラフが2~3回使ったタイヤにもかかわらず
今シーズンのニュータイヤでの69.5と遜色なかったので、
今のタイヤもDKCすれば復活する可能性はあります。
sct1
減速をどこで開始するのか?というよりも
どうやったら1コーナーと2コーナーの間で
鋭く加速できるのか?という視点で走った方が良さそうです。
sct2
赤は前半の加速が良いのに、
シフトアップ時に空転したのか、かなりロスしています。
その部分だけ を測ると実に0.3秒の損失です。
まだタイヤが温まってなかったのかも?
青に対してはトータルで+0.16秒なので、2コーナーからの
加速部分だけで単純計算0.14秒速かったかもしれません。
sct3
赤がコーナーからの加速だけで約0.18秒速くなってます。
タイヤの劣化によるトラクション性能の差の可能性が高いです。
青と緑のグラフの軌跡が同じ傾向なので信頼性は高いと思われます。
sct4
前半の加速区間で差が付いていないのは、
上り勾配なので後輪に荷重が掛かってトラクション性能が
一時的に回復していたからという仮説でどうでしょうか?
後半の2個目のコーナーからの加速はやはり
タイヤの劣化による傾向が現れているようです。
赤が圧倒的な加速をしています。 -0.26秒
前回のイニMで、1つ目のコーナー進入で赤がミスをしたのではないか?
という判断をしましたが、今回青や緑と比べると
大きなミスをしているわけではなさそうです。
昨シーズン58.1から57.9に0.2秒タイムアップした時に、
このコーナーだけで0.2秒短縮していました。
57.9の時が特異な走りで、今回が平均的な走りなのでしょう。
特異な走り方を身に付ければ、ここに0.2秒埋まってます(笑)
sct5
ここでも加速時にタイヤの劣化傾向が見られます。
赤が前半で0.15秒速く、後半でも0.15秒速いです。
前回指摘したシフトアップ時の空転?については
この地点から赤いグラフが青や緑に近づいているので
やはり何かロスが発生しているようです。
しかしここは路面の神様にお願いするしかない場所です(笑)
左高速コーナーからすり鉢コーナー間は
リアタイヤの劣化だけではなくフロントタイヤの
グリップ力も強く影響しますが、いずれにしても
タイヤの差が如実に現れているようです。
一番怖い所なのに全開加速のような軌跡です。凄いですねえ。
sct6
前半の上り区間は加速に顕著な差が見られません。
やはり先ほどの仮説が正しいのでしょうか?
前回指摘したスリップはやはり青と比べて0.2秒ロスしています。
最終コーナーのアンダーステアーについては
この日は自分の事で手いっぱいだったので
どんな塩梅か聞けませんでしたが如何だったでしょうか?
タイムやグラフは同じに見えますが、もし改善されていたのに
この結果なのならタイヤの劣化と相殺されたのかも知れません。
まとめ
タイヤの劣化によるトラクション性能の低下により
コーナーから加速時の最初の一蹴りで、
0.15~0.2秒ロスが発生している様に思えます。
劣化と言ってもニュータイヤのボーナスラップに
比べての話なので、ここからが本来の性能とも言えます。
DKCでどの位復活するのか今後の観察対象です。
シフトアップ時の空転や予期しないスリップはその日の
路面状況に依存するので 条件が良い日に当たる事を祈りましょう。
とまあいろいろ書いてきましたが話半分位で聞いて、あまり
真に受けないのがログいじりのスマートな楽しみ方だと思います(笑)
タイヤ以外の要素
「やっぱタイヤっすよ~」という話だけでは面白くないので。
旋回から加速時のグラフはV字回復が理想的です。
M氏のグラフはきれいなV字になっています。
ごくごく普通の平均的な40代男性、アベレージ氏(仮名)
のグラフと比較してみましょう。
青いラインのアベ氏もV字にするべく色々考えて
運転しているのですが、Uの字になってしまってます。
(ボトムスピードが速すぎるのか???)
M氏の運転技術が非常に高い事に加えて、
足回りやアライメントはもちろんの事
ボディ剛性、空力、ブレーキの効きと前後バランス、デフの特性
エンジンの応答性、さらには上司との付き合いに至るまで
気配りをした結果だと思われます(笑)
氏の運転が 高品質で一定であるからこの様な比較が成り立っており
一か八かの運転をしている訳では無いことが分かります。
1年間彼のログを見てますが変更点の優劣が一目瞭然で
観察出来て非常に楽しいです。よいしょっと。
ご覧頂きありがとうございました。
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