(22P,C/2014Q2)

  2015年5月19~20日の夜も良く晴れましたので庭撮りです。
前回撮影時に北天で周極星となっている
ラブジョイ彗星(2014Q2)の存在を忘れていました。
年末~年初にかけて明るくなり継続して撮影していたので
久しぶりに経過観察の撮影です。
 


コップ彗星(22P)
その前にまずは南天のコップ彗星(22P)を撮りました。
*昔の名前で呼ぶことにします(笑)
今年の秋に11等級になる予報でこれから明るくなってきます。
前回の撮影から1か月経過していますのでどう変化しているか楽しみです。
 星図
  
おとめ座の銀河の多い領域ですがすぐに判別できました。
 SnapCrab
 
 12~14等級の銀河がたくさん写っていたので
恒星基準で合成して作品にしてみました。
彗星は約2憶km、銀河は数千万光年~数億光年彼方にあります。
s銀河・22P

彗星基準で合成しても移動速度が遅く背景の恒星が流れませんでした。
ちょうど「留」の位置に近く日々運動量が少ないからです。
8月以降は速度を速めて明るくなってきます。
4月の画像よりも集光が強くなり明るくなっているようです。

13等後半~14等級
2015.5.19 PM9:23~
ε-160 + EOS KISS X3
ISO1600  90秒 x 16枚合成
  最終
 
 2015年4月15日撮影画像。
15等級 
 最終2
 
 

 
 ラブジョイ彗星(C/2014 Q2)
次に望遠鏡を北天に向けて下方経過中のラブジョイ彗星の
高度が高くなるまで銀河をいくつか撮影しました。
ただし北極星のそばにいるので中々上がってきません。
星図

地球との位置関係が良く長期間明るさを保っています。
7等級 
2015.5.20 AM0:24~
ε-160 + EOS KISS X3
ISO1600  60秒 x 16枚合成
 最終
 
12月~1月に明るくなり、尾が激しく変化しました。
 sx4

 今はこの位の大きさです。
sx1



今回は早めに店じまいしたので5時間寝れました(笑)