(C/2013US10,344P)
10月25日撮影その②です。
カタリナ彗星(C/2013 US10)
昨年の12月~今年の1月にかけて明るくなった彗星です。
地球からかなり遠ざかって暗くなっていますが、まだ撮影出来ます。
14等級後半。
2016.10.25 AM0:35~
ε160 + EOS KISS X3
ISO1600 90秒x16枚合成
この彗星は太陽系の南方向から北上して来る軌道でした。
さほど地球や太陽に接近してないのに明るくなったのは
彗星本体がそこそこ大きくて、さらに活動的だったからです。
だから現在6億km以上の遠方にいても今だに14等級あります。
リード彗星(344P=2016Q1=2005S3)
10.8年の周期彗星。2005年に発見されてから初回帰。
これから周期彗星番号が付けられると思います。
現在18等級で、これから冬にかけて
明るくなっても17等級の予想です。
18等級の予想なので写るかどうか分かりませんでしたが
最近反射鏡の洗浄を行ったので、正しく組立られていて
望遠鏡の性能を引き出せているか
確認するために撮影してみました。
画像処理をすると推算位置に像が浮き上がってきました。
彗星が写ったのでしょうか?
2016.10.25 AM1:05~
ε160 + EOS KISS X3
ISO1600 90秒x16枚合成
DSSと照合すると、その位置に天体は存在しないので
リード彗星と思われます。
地球からの距離が2億km台と、
もっと明るくても良い距離ですが
小型の彗星なので非常に暗いのでしょう。
2016年11月1日が近日点なので
これ以上太陽に接近する軌道ではなく
今後地球との距離が少しだけ近くなるものの
最大17等級の微光彗星の予想です。
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