本田 実氏が1948年に発見した周期彗星の45Pが
夕方の西天で増光しているので、12月17日に
低空まで見渡せる場所まで遠征して撮影しました。
本田・ムルコス・パジュサコバ彗星(45P)
周期5.26年。
撮影時の高度は12度ほどの低空でした。
低空で透明度が悪い上に街明かりとも重なったので
原画はカブリがひどい写りでした。
この後さらにモヤが掛かって透明度が非常に悪くなりましたが
何とかそれまでに使えそうなコマが8枚撮れました。
画像処理をすると、それなりの画像になりましたが
東方向に薄い尾が伸びているのは描写出来ませんでした。
9等級前半。
2016.12.17 PM6:24~
ε160 + EOS KISS X3
ISO1600 30秒x8枚合成
現在は地球から1億5000万kmの距離にいますが
2017年2月10日前後には、1200万kmまで接近して
6等級になるという予想です。
今9等級なので、さらに10分の1以下の距離に近づいたら
6等級よりも明るくなりそうなものですが、彗星が今よりも
太陽から遠ざかっているのでこの様な予想なのでしょう。
彗星が活動的な状態で地球に接近して予想を上回って欲しいものです。
コメント