12.19~20日撮影記(やっと)その③。


ボアッティーニ彗星(C/2010 U3)
SnapCrab_


16等級前半。
2017.12.19 23h28m~
ε160 + EOS KISS X5
ISO1600 120秒x8合成
2010U3 12.19
DSSで確認。
s-dss_search


1か月前は16等級後半でした。
12月19日はシンチレーション(大気のゆらぎ)が大きく
星像が肥大していますが、少し増光しているのが分かります。
合成


この彗星は太陽系北側の遥か遠方を
2019年2月の近日点に向けて運行しています。
地球の公転によって彗星との距離が変化する事で
数年間にわたり増光と減光を繰り返しています。
2019年が明るさのピークですが、やはり16等級との予想。
軌道









レモン彗星(C/2015 XY1)
SnapCrab_


16等級後半。
2017.12.19 23h51m~
ε160 + EOS KISS X5
ISO1600 120秒x8合成
2015XY1 12.19
DSSで確認
s-dss_search


11月13日は17等級でした。
合成


この彗星も非常に遠方にいて、
地球の公転で明るさが変化するパターンです。
やはり数年間増光と減光を繰り返していますが
2018年4月が近日点で
この冬が明るさのピークという予想。
軌道









リニア彗星(217P)
7.8年の周期彗星。
SnapCrab_


15等級前半。
2017.12.20 0h14m~
ε160 + EOS KISS X5
ISO1600 120秒x8合成
217P 12.20


この彗星は明け方の東天低空にいた8月に撮影していました。
その時は13等級後半でした。
それからだんだんと撮影条件が良くなっていたのですが
減光過程なのであまり興味がわかず撮影していませんでした。
合成


地球との距離は8月よりも現在の方が近いのですが
彗星が太陽から遠ざかり活動が弱まったので
大きく減光しています。
軌道



この後ハインズ彗(C/20171)を撮影して
この日は終了しました。
この彗星は12月26日にも撮影したので
後日まとめてアップする予定です。
今年中に間に合うか?(笑)