前回アップした超新星を撮影した日に彗星も撮りました。



パンスターズ彗星(C/2016 R2)
早い時間帯に、すでに西の空にいます。
もうすぐ自宅から位置的に撮影出来なくなります。
SnapCrab_


非常に淡く長い尾が写りました。
海外の方が作成した動画を見ると
尾が短時間でたなびくように変化しています。
2018.2.4 19h47m~
ε160 + EOS KISS X5
ISO1600 120秒x8枚合成
s-2016R2 2.4


今回が最後の撮影かも知れないので成長の記録。
(4000mm相当)
合成

(2500mm相当)
s-合成1

地球との距離が最も近かったのは12月20日頃でした。
(2500mm相当)
s-合成2

私が撮影した中では、1月10日から数日間活動が盛んでした。
その頃と比べて2月は減光し始めたような感じです。
(1500mm相当)
s-1
s-2合成


5月が近日点なので、彗星自体は
これからもっと活動的になるかも知れませんが
地球との距離は遠ざかるので減光して行く予想です。
軌道









パンスターズ彗星(C/2016 A1)
SnapCrab_


15等級前半。
2018.2.4 20h20m~
ε160 + EOS KISS X5
ISO1600 120秒x14枚合成
2016A1 2.4


12月末から1月中旬にかけて急速に増光して尾がはっきりしました。
1月が明るさのピークで2月には少し減光したようです。
合成2


彗星は遠方にあり、すでに近日点を通過しているので
12月から1月にかけての増光は
彗星の活動が盛んになった結果ではないと思われます。

地球との距離も2%程度しか違わないので、
どの位置から見るか(太陽光の当たり方の違い)が
明るさや尾の見え方に大きく影響しているものと思われます。

この彗星は逆行軌道なので
地球との位置関係の変化が速く、急速に増光したのだと思われます。
軌道-