月の出が遅くなり暗夜の時間が長くなったので4彗星撮影しました。
(暗すぎて写らなかった2彗星を入れると6彗星)



シュワルツ彗星(C/2014 B1)
SnapCrab_


この彗星は銀河のような楕円形をしています。
15等級前半。
2018.2.8  23h19m~
ε160 + EOS KISS X5
ISO1600 120秒x12枚合成
2014B1 2018.2.8


1年前も15等級前半でした。
合成


土星軌道付近の遠方にいるので
2019年まで同じ位の明るさで推移する予想ですが
近日点が2017年9月だったので
今シーズンが明るさのピークです。
軌道









スミルノワ・チェルヌイフ彗星(74P)
8.5年の周期彗星。
SnapCrab_


15等級前半。
2018.2.9  0h23m~
ε160 + EOS KISS X5
ISO1600 120秒x12枚合成
74P 2018.2.9


1年前は16等級でした。
合成2


この彗星は離心率0.15で、円に近い軌道をしており
地球から急速に遠ざからないので長期間観測出来ます。
2018年1月25日が近日点で今シーズンが明るさのピーク。
来シーズンは16等級という予想。
軌道









アトラス彗星(C/2018 A3)
2018年の3番目に発見された彗星。
1番目に発見されたC/2018A1も18等級で北天にいるので
撮影してみましたが、暗くて写りませんでした。
SnapCrab_


17等級前半。
17等級なら明瞭に写ります。
2018.2.9  0h52m~
ε160 + EOS KISS X5
ISO1600 120秒x10枚合成
2018A3


2019年1月11日が近日点で、その頃15等級まで増光する予想。
軌道









パンスターズ彗星(C/2016 N6)
SnapCrab_


13等級前半。
光度予想によると、もう少し増光するかも知れません。
2018.2.9  1h19m~
ε160 + EOS KISS X5
ISO1600 90秒x12枚合成
2018.2.9


2017年5月は16等級でした。
こうして並べると地球に近づいて来た感じがします。
合成-


2018年7月21日が近日点ですが
その頃は太陽の方向で観測出来ず、
今が明るさのピークの時期。
1年後も少し減光した姿で観測可能な予想です。
img_16_m