5月30日の夜半過ぎから薄明までに4彗星を撮影しました。
相変わらず暗い対象ばかりです。




68P(クレモラ)
周期10.8年。
星図




集光した姿で15等級後半。
2019.5.30  0h25m~
ε160 + EOS KISS X5
ISO3200 120秒x12枚合成
68P 2019.5.30-




順調に増光中。
2019.5.8 → 16等級後半
2019.5.30 → 15等級後半
合成2-



今後も増光を続けて、2019年9月~10月に
13等級まで明るくなるという予想。
軌道










C/2017 K2(パンスターズ)
2022年12月頃に南半球の空で6等級になるという予想。
北半球でのピークは2022年8月に夕空で8等級。
星図




15等級後半
2019.5.30  1h03m~
ε160 + EOS KISS X5
ISO3200 120秒x12枚合成
2017K2 2019.5.30-
DSSで確認。
s-dss_search




約2ヵ月ごとに撮影した画像を比べても
4ヶ月間ほとんど変化が見られません。
2019.2.2 → 16等級前半
2019.4.4 → 15等級後半
2019.5.30 → 15等級後半
合成-




変化が見られないのは
まだ非常に遠方にいるからです。
軌道










C/2019 D1(フレウリング)
星図




15等級前半
2019.5.30  1h48m~
ε160 + EOS KISS X5
ISO3200 90秒x16枚合成
2019D1 2019.5.30-




微妙な差ですが5月初旬が一番明るかったようです。
2019.4.4 → 15等級前半
2019.5.8 → 15等級前半
2019.5.30 → 15等級前半
合成2-




5月11日が近日点で、その頃が地球にも近い位置でした。
今後は減光していく予想。
軌道










C/2019 J2(パロマー)
5月9日に発見された新彗星。
星図






拡散像で16等級後半。
2019.5.30  2h51m~
ε160 + EOS KISS X5
ISO3200 90秒x16枚合成
2019J2 2019.5.30-





7月20日が近日点。その頃が明るさのピークで
現在よりも少し増光するという予想。
軌道