10月18日は、前回アップした未明の2彗星の他に
宵~夜半前に5彗星と小惑星リュウグウを撮影しました。
そのうち5彗星をアップします。




C/2017 K2(パンスターズ)
星図


15等級前半
2020.10.18  18h55m~
ε160 + EOS KISS X5
ISO3200  90秒x12枚合成
2017K2 2020.10.18-
銀河の多い領域なので念のためDSSで確認
s-dss_search


この彗星を初めて撮影したのは2018年5月でした。
2018.5.10 → 17等級後半
2019年も2月~7月まで撮影しました。
非常に遠方にいるので明るさの変化は見られませんでした。
2019.2.2 → 16等級後半
2019.7.25 → 16等級後半
2017K2合成2-


2020年も2月から撮影しています。
春からはあまり増光していません。
2020.2.4 → 16等級前半
2020.5.13 → 15等級前半
2020.8.13 → 15等級前半
2020.10.18 → 15等級前半 
2017K2合成-


・2020年の位置関係
2021年は11~12等級との予想。
北半球での明るさのピークは2022年夏に8等級で
その後南半球で6等級との予想です。
軌道





C/2020 N1(パンスターズ)
星図


17等級後半
2020.10.18  20h21m~
ε160 + EOS KISS X5
ISO3200  120秒x12枚合成
2020N1 2020.10.18-
DSSで確認
s-dss_search


2021年3月が近日点で、その頃13等級になる予想です。
軌道





156P(ラッセル・リニア)
周期6.84年
星図


12等級後半
集光の強い姿です。
2020.10.18  20h55m~
ε160 + EOS KISS X5
ISO3200  90秒x12枚合成
156P 2020.10.18-


2020年11月17日が近日点で、
10月~11月初旬が明るさのピークとの予想です。
ピーク光度の予想は14等級でしたが
予想より明るくなりました。
軌道





C/2017 B3(リニア)
星図


15等級前半
2020.10.18  21h31m~
ε160 + EOS KISS X5
ISO3200  120秒x12枚合成
2017B3 2020.10.18-


2020.6.23 → 16等級前半
2020.10.18 → 15等級前半
前回撮影した6月23日よりも増光した姿です。
2019年2月が近日点で、現在はゆっくりと減光中ですが
地球が公転して6月より10月の方が距離が近づいた為です。
2017B3合成-


6月よりも10月の方が
地球との距離が3800万km近くなっています。
軌道





29P(シュワスマン・ワハマン第1)
周期14.6年
星図


14等級後半
2020.10.18  22h03m~
ε160 + EOS KISS X5
ISO3200  120秒x9枚合成
29P 2020.10.18-


2020.8.16 → 13等級前半
2020.9.15 → 13等級後半
2020.10.18 → 14等級前半
7月27日のバースト後、新しい活動は発生していません。
29P合成-


・位置関係
木星よりも遠方にいます。
軌道


次回は小惑星リュウグウをアップします。