12月9~10日の夜は
宵から夜半過ぎまでの間で9彗星撮影しました。
その①で4彗星アップします。




C/2020 N1(パンスターズ)
星図


15等級後半
尾が伸びているようです。
2020.12.9  20h31m~
ε160 + EOS Kiss X5
ISO3200  120秒x12枚合成
2020N1 2020.12.9-


この彗星は10月から撮影しています。
2020.10.18 → 17等級前半
2020.11.14 → 15等級後半
2020.12.9 → 15等級後半
2020N1合成-


近日点を通過する2021年3月頃に13等級になる予想ですが
夕方の西天なので庭からの撮影は難しいかも知れません。
ちなみに2月13~17日は29Pと同一写野に写ります。
軌道





29P(シュワスマン・ワハマン第1)
周期14.6年
星図


13等級後半
拡散像です。
2020.12.9  21h31m~
ε160 + EOS Kiss X5
ISO3200  120秒x10枚合成
29P 2020.12.9-


11月19日のバースト後、満月期や曇天で
撮影できなかった間に大きく拡散していました。
・1ヶ月間の変化
2020.11.8 → 14等級後半
2020.11.21 → 12等級前半
2020.12.9 → 13等級後半
29P合成-





P/2020 X1(アトラス)
周期9.58年
12月4日に発見された新しい周期彗星です。
星図


18等級前半
機材の限界の明るさです。
2020.12.9  21h54m~
ε160 + EOS Kiss X5
ISO3200  120秒x9枚合成
2020X1 2020.12.9-
DSSで確認
s-dss_search


2020年8月が近日点でした。現在は減光中です。
軌道





277P(リニア)
周期7.59年
星図


15等級後半
集光した姿です。
2020.12.9  22h25m~
ε160 + EOS Kiss X5
ISO3200  120秒x10枚合成
277P 2020.12.9-


前回撮影した11月から増光しました。
2020.11.10 → 16等級後半
2020.12.9 → 15等級後半
277P合成-


2020年12月30日が近日点ですが、
その頃よりも地球との距離が近い
12月上旬が明るさのピークとの予想です。
軌道



その②に続く。