3月10日の宵に4彗星撮影しました。




P/2020 U2(パンスターズ)
周期7.34年
星図


淡い姿です。
17等級後半
2021.3.10  20h20m~
ε160 + EOS Kiss X5
ISO3200  90秒x12枚合成
2020U2 2021.3.10-
DSSで確認
s-dss_search


この彗星は2021年1月から撮影しています。
1月以降は減光していくという予想でしたが
2月の方が明るくなりました。そして3月は大きく減光しました。
2021.1.8 → 15等級後半
2021.2.2 → 15等級前半
2021.3.10 → 17等級後半
2020U2合成-


12月25日に近日点を通過しました。
その後2021年1月に予想より5等級明るい15等級になりました。
軌道





156P(ラッセル・リニア)
周期6.84年
星図


13等級後半
2021.3.10  20h46m~
ε160 + EOS Kiss X5
ISO3200  90秒x12枚合成
156P 2021.3.10-


この彗星は2020年10月から撮影しています。
12月が明るさのピークでした。
2020.10.18 → 12等級後半
2020.11.8 → 10等級後半
2020.12.5 → 9等級前半
156P合成-


ゆっくりと減光しています。
2021.1.4 → 10等級前半
2021.2.2 → 11等級後半
2021.3.10 → 13等級後半
156P合成2-


2020年11月17日が近日点でした。
地球と彗星が並走する形なので長期間撮影可能です。
軌道





C/2021 A2(ネオワイズ)
星図


15等級前半
2021.3.10  21h07m~
ε160 + EOS Kiss X5
ISO3200  90秒x12枚合成
2021A2 2021.3.10-


前回撮影した2月から大きく減光しました。
2021.2.2 → 11等級後半
2021.3.10 → 15等級前半
2021A2合成-


2021年1月22日が近日点でした。
逆行軌道で地球とすれ違う形なので
短期間で地球との距離が遠ざかりました。
軌道





C/2020 M3(アトラス)
星図


16等級後半
2021.3.10  21h31m~
ε160 + EOS Kiss X5
ISO3200  90秒x12枚合成
2020M3 2021.3.10-


この彗星の明るさのピークは2020年10月~11月で
8等級前半まで明るくなりました。
2020.11.11  0h34m~
(2500mm相当)
s-2020M3 2020.11.11-

その後ゆっくりと減光しています。
2021.1.8 → 11等級前半
2021.2.3 → 14等級後半
2021.3.10 → 16等級後半
(4000mm相当)
2020M3合成-


2020年10月25日が近日点でした。
この彗星を初めて撮影したのは2020年9月28日でした。
地球との位置関係が良く長期間撮影できる位置にいます。
軌道